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ヴィンテージの意味がちょっと違う(´・ω・`)

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オークションのファッションカテゴリを見ていると、たまに「ヴィンテージ」と書かれた出品があり、ちょっと興味を持ってアクセスしてみると、ほぼほぼ「単にかなり古いだけのイマイチな古着」で残念な気分になります(´・ω・`)

商品説明を読むと「ヴィンテージ特有のスレやダメージがあります」「ヴィンテージなので使用感や全体的な汚れ、ベルト欠品、落ちない汚れがあります」等々コンディションの悪さに関する説明が目立つ一方、ヴィンテージ特有の何らかの価値は語られていません。

どうやらオークションにおける「ヴィンテージ」というのは「年代物として古さが価値になっているもの」という本来の意味ではなく「古くてダメージあるけどヴィンテージだから許してね♪」とか「かなり古ぼけてるけど価値があるっぽく見せたいもの」というニュアンスというか言い訳めいたものを感じてしまいます。

普通にヴィンテージというと「ヴィンテージワイン」などを連想する向きも多いと思いますが、この場合には毎年当たりはずれのあるブドウの収穫コンディションのなかで特別に当たりの年のものを用いた年代物のワインを「ヴィンテージワイン」と呼んでいます。
当然それに見合った市場価格であるのは言うまでもなく、1990 当たり年のロマネ・コンティが300万円以上するのも無理からぬことです。

ファッションの世界でも、例えばジーンズに興味のない人間から見ればヴィンテージとレギュラーの違いだとかインディゴの染め方やら色落ちの具合やリーバイスの501だの66だの赤耳だの言われても結局は古ぼけた色褪せジーンズに過ぎませんが、古さや歴史や使用感に一点ものとして特別の価値を見出せるマニアにとっては垂涎の品であるかも知れません。

せめて「ヴィンテージ」を名乗るのであれば名乗るだけの理由というかウンチクを語ってくれないと話になりません。

タイトルがヴィンテージなのに商品説明に「一般的な古着です」としか書かれていないと「どこがヴィンテージなの??」と脱力してしまいます(´・ω・`)

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