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一生もののコートなんて嘘

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すっかり春めいてきました。

冬物アイテムを物色したいという気持ちが途切れた今こそ、流行りのトレンチコートや高級素材のニットなどをお安く落札できるチャンスです( ̄ー ̄)

そういえばトレンチコートと言えばバーバリーとアクアスキュータムが双璧ですが、これら高級ブランドのコートを「一生もののコートです」などと紹介している出品者をよく見かけます。

なるほど軽く10万円以上もするコートを売るためには相応の理由が必要ですし、一生もののコートだと納得させることが出来れば高額での落札も期待できます。

でも断言しますが、一生もののコートなんて考えるべきではありません(`・ω・´)キリッ!!

そもそもコートである以上、流行り廃りがあります。

流行は繰り返すと言われますが全くの同じスタイルで再現される訳ではなく、同じトレンチコートであっても襟の大きさのバランスや全体のシルエット・着丈や袖口のデザインなど細かなディティールは常に更新されているので、古いものは相応に古く見えます。

仮にデザイン的に問題がなかったとしても繊維は当然ながら経年劣化していますし袖や裾などは摩擦による使用感も加わり、さらにカシミアなどの高級素材であればあるほど毛玉ができやすかったり虫食いなどの被害を受けやすいのも歴然とした事実です。

なので「バーバリーだから」「アクアスキュータムだから」などと過信して古着を落札するのはリスキーです。

たとえばバーバリーのコートのカテゴリを見ていると80年代のバブル期に使われていたデザインのタグが大量に出品されていますし、中には丸善のタグがついたバーバリーも出品されていて、軽く30年以上経っているような古着のコートに「定番」「一生もの」「一着は持っていたい」などの大層な単語が並んでいるのを見ると軽く眩暈がします。

いくら定価が高い高級ブランドであっても、30年以上前に販売された中古品を一生ものと信じて高額で落札すれば手元に届いて後悔する可能性は高いでしょう。

また未使用品であったとしても、保存状態によっては虫食いがあったりカビ臭い可能性もあるので、やはりお勧めは出来ません。

そう考えると、一生もののコートなどと不精なことを考えずにクローゼットには適度に新しいコートを投入するのが良いのではないでしょうか。

古ぼけたバーバリーのカシミアコートよりも、小奇麗なユニクロのコートの方が見目麗しいように思います。

ちなみに三陽商会がバーバリーのライセンス商品の製造販売の権利を取得したのは1970年頃のはずですが流石に50年近く経ったコートが出品される可能性はそう高くないと思うので、その後も丸善がインポートを扱っていたのか少々気になります。

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